VOL.17

 皆さんお元気ですか。最近の私は物忘れが非道くて困ったものです。外出する際、眼鏡を忘れてしまい、なんか視界がぼやけてるなーと思って、歩きながらしばらくして気が付くといった具合です。先日なんて、あろうことかキャッシュカードを銀行のATMに置きっぱなしでした。大事には至らなかったのですが、少し自分を心配しています。何故忘れるのか、それはきっといろいろ考え事をしながら他のことをやっているからでしょう。しかもその考え事というのが、実にどうでも良いことなのです。しかし私にとっては大切なことなのです。例えば、「モノの名前」です。動物や植物やいろいろです。「イソギンチャク」という生き物がいますが、「磯」の「巾着」みたいだということで名付けられたのでしょうが、昔の人はヒューモアのセンスがありますね。さらには「磯」や「巾着」という言葉がこの世に生まれ、時間が経ってから発見された生き物だと言うことも、分かるわけです。英語では「シーアネモネ」(海のアネモネ)といいますが、国が変わるだけで例えが巾着から花に変わるところなんかも、名付けの面 白さと言えましょう。随分昔に生まれた原初の言葉や人間の動作がお互いを例え合い、新しい名前が生まれます。「鉄砲水」と「水鉄砲」などは、順番を入れ替えただけで全く違うものです。既に存在する言葉を組み合わせて名前を付けることによって、必要以上に新しい言葉を使わなくてもよいという、合理性が伺えます。また、そのモノの形や大きさなんかも名付けには取り入れられます。「オオクワガタ」や「コクワガタ」等がそうです。小さいモノには「ヒメ〜」なんかも用いられ ます。「ヒメジョオン」等がそうです。誤解を恐れずに言うと、いろいろ名前を見たり知ったりしていくうちに、動物よりも植物の方が、乱暴な名付け方をされているのではないか、と感じるようになりました。「フキ」という植物がいますが、用便の際の「尻拭き葉」からきているという説があって、なんともやるせない気持ちになります。また、最初に発見された場所がゴミ溜めだったということで「ハキダメギク」という名前の付いた菊の仲間もいまして、これなんかかなり可哀相な気がしないでもありません。そして野鳥好きの私としては、「アホウドリ」(阿呆鳥)というのが可哀相でなりません。警戒心が無く、人間が近付いても逃げないため、乱獲された水鳥で、馬鹿な鳥ということでこんな名前が付けられました。最近「オキノタユウ」(沖の太夫)という名前に変えようという動きもあるようです。この鳥、日本の海鳥の中では最大級の大きさで、翼を広げると2メートル以上あります。そこで私は個人的には「ニッポンイチノオオウミドリ」なんて呼ぼうかと思います。さて、こんなことを考えているうちに、やかんを火にかけていたことを忘れていました。

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(03.010.10更新)

※SAへのバンド出演依頼 、タイセイ(SA)含むBoo Zee LoungeクルーへのDJ出演依頼、 ブライアン・バートンルイスへのDJまたはMC出演依頼は、familiesまで。   ※本サイトへのご意見、ご感想はこちらへ