VOL.13

 さて、いつぞやある音楽家が、私の印象について「おじいちゃんみたい」と語っていたことがある。それは多分言葉遣いのことが八割強影響していると思われるが、最近散歩するとき、後ろで手を組んで「日本の野草、雑草」というガイドブックを持っていると、ああ、私はおじいちゃんかも、と思ったわけである。
  話は変わって、先日の朝、カラスが空中で飛翔中に路上を走行中の車のフロントガラスに糞をかけたのを見た。そして“カー”と笑ったのだ。最初これはいたずらだと考えた。明らかに意図的にやったのだと。人間を明らかに挑発していると。そして次第に“もしかして、交通 事故を引き起こそうとしてるのでは?”と思うようになった。考えすぎだろうか。彼等ならやりかねないことだと思うのだが。少し話しがそれるが、たった一匹の虫が、例えば自転車に乗った人間の眼に突然入ったとしよう。人間は面 くらいハンドルをとられてしまい路上に倒れ込む、或いはよろよろと車道に出てしまうかも知れない。その間わずか数秒といったところか。そしてそんなことを予測できるはずもない車がいつものようにスピード出しすぎで走ってきたら…絶対にないとは言い切れないことだ。しかしあくまでもこれは仮定の話だが、前述のカラスのそれは意図的に見えてしょうがないのだ。朝、ゴミ袋をあさる彼等は、人間(特に子供や女性、老人)を殆ど無視し、そしていざとなれば逃げるか攻撃を仕掛けてくる。私はある独特の恐怖を感じる。なにか見られているような。実際彼等の目に我々人間はどう映っているのだろうか。彼等は昔からそこに住み、森を奪われ仕方なくゴミをあさっているのだろうか。あの朝のゴミが無くなる日が来るとしたら、彼等はどうするのだろうか。彼等は何を考え、どこまで人間という生き物を把握し、どのような感情を抱いてるのか。都会でたくましくいきてるけなげな野鳥なんていう概念を、彼等はとっくの昔に捨ててはいないだろうか。いろいろ考えたりしているうちに日が暮れてまたカラスが“カー”と笑う。私はカラスたちに負い目を感じている。そして時に本気で彼等に恐怖する。何かが狂ってる、そう思えてならないので、いろいろ調べようと決意した。いつか追って報告したい。今わかってることは、彼等の瞳は澄んでいて、マヨネーズが好きだって事くらいだ。


BACK<< >>NEXT
(03.06.13更新)

※SAへのバンド出演依頼 、タイセイ(SA)含むBoo Zee LoungeクルーへのDJ出演依頼、 ブライアン・バートンルイスへのDJまたはMC出演依頼は、familiesまで。   ※本サイトへのご意見、ご感想はこちらへ