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相方として、すごく恵まれてますよね。
今の僕があるのはミッちゃんのおかげですよ
「コーちゃん(コーヘイ ※ex.ポットショット/Tp)が辞めたときは、まだ彼は大学生で将来やりたいことが別にあったし、“これで食っていくってことが考えられないんですよ”って感じでした。僕からしたら“コーちゃん、俺より全然吹けるのに…。俺、そんな吹けないのに、なんでこんなヤル気満々なの? 何とかなるって!”って(笑)。今となっては正直に言って、そのときの自分って、かなりな勘違い野郎でしたね。
で、横綱イチバンの人に“メンバーいなくなったんですよ”って話をしたら、“いい人いるよ”って紹介されたのがミッちゃん(ミッチー)だったんですよ。僕的にはスゴイことでしたね。いきなり、僕みたいな全然吹けない人と一緒にセクション組むって感覚だったんじゃないかなって思うんですよ。たとえると、僕が何回かしか吹いたことない人といきなり音合わせするような、そういう感覚があったかもしれないですね(笑)。初めて一緒にスタジオ入ったときなんて、僕がヘタクソすぎてビックリしたんじゃないですかね(笑)。でも、それぐらいレベルの高い相手と、2年間コンビを組んできたから、自分が知らず知らずのうちに勝手に体で覚えられたのかもしれない。まぁ今でも、いろんなことをたくさん教えてもらってるんですけど。だから本当に相方として、すごく恵まれてますよね。今の僕があるのはミッちゃんのおかげですよ」
“棺桶にトロンボーンを一緒に持っていってやる!”
っていうぐらいな気持ちになっていかないと
「初めて新宿リキッドルームでやったのが、“ハイ・スマイル”っていう企画でした。そしたら、やっぱり次は自分たちメインのライヴでリキッドルームを…みたいなのが出てきますよね。で、それを越えると赤坂ブリッツでやりたいな、っていう…。順当にやってきましたけど、いろいろと苦労してる人たちに比べると、僕は全然苦労してないような感じがしますね。何十年もトロンボーンを吹いてる上手い人でも、自分の憧れのステージに立てない人っているじゃないですか? まだ数年しか吹いてない僕が、何千人もいるお客さんの前で演奏できるって、すごいラッキーだな!と、自分でただ漠然と思うんですよ。
そんな反面、今の状況から考えて、ラッキーだけでは片づけられない目に見えない壁って、これからまだまだたくさんあると思うんですよね。だから自分も、トロンボーンに対して、バンドに対してと、月日が経つごとに志気がどんどん高まってきてるんですよ。当たり前ですけど。
そう考えてる自分の中に、もう一人の自分っていうのがいるんですよ。“なんでこんな俺がデッカいステージで、たくさんいるお客さんの前でトロンボーン吹いてるんだろう…? なんでこんなに歓声があるの…?”って(笑)。どこか自分の中でギャップを感じてるんですよ。“自分ってそんなんじゃないのに…”って。まわりの人たちからは“これだけお客さん入ることってスゴいことなんだよ、なんで気づかないの?”って言われるんですけど、わかんなかったりして…。確かに自分でも、“すごい、信じられない”って思うんですけどね…。もしかしたら、素晴らしい状況の中でバンドをできるっていう喜びをかみ締めてる自分と、プレッシャーの中でやってる自分、そんな狭間に立っているもう一人の自分っていうのがいるのかもしれませんね。
だからこそ、“棺桶にトロンボーンを一緒に持っていってやる!”っていうぐらいな気持ちになっていかないと。“気づいたら遅かった、もうダメだ”じゃなくて、そういうことを感じたんだったら、進むべき道に突っ走っていかないとなって。GO GOツアー(ツアー“POTSHOT a-GOGO”)のときに、本当に感じましたね。もちろん去年の夏のイベントとかで、いろいろ大きい会場でやったときに“気合入れて頑張るぞ”っていうのは、いくらでもありましたけど…。でも、そのときの“しっかりやらねば!”っていう気持ち以上に、今はもっともっと高いレベルでしっかりやらないといけないなって思ってます。2年後、3年後、5年後も、この先ずーっとそんなこと言ってたら笑っちゃいますけどね(笑)。でも、この話は永遠に終わりがなさそうな気がするんですよね」
何か別に仕事があったとしても、ポットショットが
一生できるんだったら最高じゃないですか
「もしバンドで食えなくなっても、ずっと楽しくバンドをやっていたいっていうのは、僕も一番望んでることですね。あくまで今は生活の糧になってますけど、生活のためにっていうのは一秒も思ってないです。楽しみたい、やっていて楽しいことをやっていきたい、っていうのがあって。今は、まだ自分たちメンバー6人いたら、1人1人が領域を守ってやりましょうっていう状態ではないけど。僕の考え方では、自分の領域があって、それがもしかしたら家族…僕まだ結婚していないですけど、妻や子供がいたら、それを守りながらできればいいな!と。何か別に仕事があったとしても、ポットショットが一生できるんだったら、最高じゃないですか。
今、お客さんが見に来てくれるのは本当にすごくありがたいし、嬉しい。でも僕は“お客さんが来なくたって、バンドが楽しいからやってるんだ”っていう気持ちで、ずーっとやりたいなっていうのはありますね。それが別に月1回になっても、それはそれで全然問題ないですね。今はこれだけ忙しいから、必然的にこうなるわけで、それがもしかして全然お客さんが入らなかったら、年に100回もライヴやるわけないじゃないですか。っていうか、できないと思うんですよ、家族がいたらなおさら…。絶対、落ち着くところで落ち着くんですよ。その状況を自分で考えながら、やっていければ最高だなって。
今みたいな良い状況でずっとできれば、それはもちろん最高だし、でも、できなかったら嫌だってこともないですし。それだけ自分が日頃、発散できないストレスをライヴというところで出し切ることができて…。やっぱり趣味でバンドやる人の気持ち、すごくわかるんですよね。仕事やって“あぁ、ツラいなぁ”って思ったときに、音楽やってたら楽しいなっていう。どっかのオジサンたちも、コピーでもいいからやったりしてるじゃないですか。そういう感覚でも、すごくイイと思うんですよ。それで自分も癒されるんだったら、すごくイイ、最高だなぁ!って。
本当に、すごくいいバンドになっていきたいッスね。“ポットショット最高だよ!”って、もっとみんなから言われたい。もちろん“チャッキーもすごく上手くなった”って言われるようになりたいですね(笑)。そして、見に来てくれたお客さん全員が“楽しかった!”って言ってくれるようなバンドに。お客さんの笑顔って、見てると本当に嬉しくなるから。ライヴ中って、ものすごく楽しくてしょうがないんですよ。でも自分が調子悪くて、ちょっとションボリしてるときとかもあるわけじゃないですか。それでも、やっぱりステージに立ってると楽しいというか…。結構、お客さんたちから“いつも元気だね!”って言われるんですけど、僕はどこかですごくネガティヴな人間なんですよ。そういうところの自分が嫌なんですよね。だからこそ、いつもずーっと笑っていたいんですよ。みんなにも笑っていてほしいんですよ。ホントに、いつも笑っていたいですね、“アハハ〜”と」
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