Dutch Trainingが企画する3ヶ月連続のライヴイベント“3段仕込み”の第2段、4/10はオープニングアクトにチコチェアー、ゲストにはTwo Ball Loo、みみずくず、と豪華な顔ぶれ。一見なんの共通点もなさそうに見えるが、どのバンドも、とにかくパワーが強烈だった!!
 トップを飾ったチコチェアーは、おとなしそうな雰囲気なのに、ステージに立つと豹変。女性ヴォーカルでのロックの中のロックを、久々に聴かせてもらった。
 続いて英米連合バンドTwo Ball Loo。MCでの“Yo!! ニホンノ キョウダーイ”というセリフには“アンタ、露店の兄ちゃんか!?”と、思わずツッコミたくなったが、そんな陽気な人柄とはウラハラに、サウンドのほうはメチャ激しいミクスチャーロック。しかし勢いだけではなく、特有のグルーヴでなんとも自然に踊らせてくれた。
 そして、そんなTwo Ball Looのお兄ちゃんに楽屋で“キミ、18サイ デショ”と言われたというヴォーカル、レイナ譲(実は27才)が笑顔で登場し、みみずくずのはじまり〜。艶っぽくエロっぽい!? ときに幼い歌声と、頑丈なサウンドの相性は抜群。独特の空気感を場内に染み込ませていった。
 そして、ラストはもちろんDutch Training。スケール感のある爽やかなロックから、繊細なバラード調の曲まで幅広く披露。そこであらためて感じたことは、やはりNORIOのヴォーカルは素晴らしいということ。あの高い伸びのある歌声に、どれだけの人が感情を揺さぶられ、泣かされたのだろうか…。きっとここにいる誰しもが、今、この瞬間、そんな想いでいっぱいなのだろう、と「クリーム」を聴きながら思った。


 取材・文●須田瑞穂