ブルー・ビート・プレイヤーズのファンには、ちゃんとバンドを見に来て、ちゃんと音楽を聴きに来る人が多いように思う。で、そんなバンドの場合、どんなにいいライヴをやったかは、客席全体の反応を見るのが一番だったりする。その点でも、文句ナシの盛り上がりを見せた、BBPのサードアルバムレコ発ライヴでした。

 その傑作アルバム『EASTERN LEO』がライヴでどう再現されるのか、どっぷりルーディな人も半パン姿の若い人もキレイな姉サマも、さまざまな人々で溢れた会場には、期待と緊張が漂う。さらに、わりと大人も多いせいか、客席側からのアオリも少なく、比較的ピシッと締まった空気。そんな中、一発目「PLAYED IN JAPAN」が始まった。

 久しぶりのライヴだし、初ツアーの初日である。当然メンバーの緊張は観客以上なわけだが、曲が始まっちまえばコッチのもん、ってな感じで、会場の空気は一転した。ランダムな歯車が奇跡的に噛み合うような、単調なようで絶妙に構築されたスリリングなリズムワークが冴え渡り、音質的にも、音源同様のクオリティで当たり前のように放たれる。さらに、PA卓の脇で各パートのエフェクトを操る新メンバーSHIGERU YASUOKA、彼の役回りもまたポイント。演奏のプロと音響のプロの手により、会場の空気がものの見事に塗り替えられていく。最後に、そこに上乗せされるライヴでのテンション感(ホーンが絡むあたりの迫力や味わいは強烈)と…、もう大変でしょ?

 目をつぶって酔いしれたり、激しく踊ったり、叫んでみたり、思い思いに楽しむ観客。そして序盤こそ緊張が見えたメンバーも、気付けば観客に負けじと楽しんでるし、み〜んなハッピーな夜でした。

 最初に言ったように、彼らのライヴにはいろんな人がいる。つまり、BBPの音楽の気持ち良さは世代も嗜好も飛び越えて、きっと万人共通 なんですよ。オーセンティックスカで括られがちだけど、彼らの音はもっと全然広いし、ホントに広く聴いてほしい。特に若い人、ぜひ!


 取材・文●根本 豪