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昨年12月に発表したアルバム『TRICHROMATIC』をもってスタートした今回のツアー。 その冒頭である12/18の渋谷オンエアウエスト以来、同ツアー2度目の東京公演が行 なわれた。 3ヶ月に渡る全国ツアーを消化した彼ら。ただでさえ演奏力の高い3人だが、その上 メンバー同士の“呼吸”がより強固なものとなっている。フレーズの絡み合いやぶつ かり合い、そのメリハリから生み出されるリーチ特有のウネリも、いつも以上に強烈 なのだ。が、それ以上に印象的な要素がひとつ、観客である。12/18渋谷の時点では、 ニューアルバムでのサウンドに正直言ってノリきれていない人もいた。だがここにき て、楽曲の浸透度ってやつが俄然高まってるわけ。決してダイヴどっかーんの派手さ はない(お約束的アクションならむしろ興醒めだしね)。しかし、明らかに生々しく 濃い熱気があった。そんな観客とリーチというバンドから生み出されるダイナミック なトランス、これが今の彼らのライヴの要なのだ、きっと。 この日は、ニューアルバムから「FIND ME」「RIVER OF SPRING」以外の9曲、前作 『A DISC FULL OF SIGNS』から4曲、それ以前の作品からは「CONTRADICTION」のみと いう、全14曲を演奏。反応がダイレクトに伝わるライヴという環境において、彼らは より独自性の強い前作以降のサウンドをバシッと打ち出してきた。それがガッチリ受 け止められたわけで、何かがひとつ形になった、そんな気がした。で、次はそれを受 けてのリーチの今後、そこが楽しみである。 |
![]() 取材・文●根本 豪 |