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“イマジネーション”、そして“エンターテイメント”。 浅倉大介のステージを単語で表わすならば、この2つがもっとも適当だろう。クラシックにも通 じる壮大な世界観の楽曲は聴く者の“イマジネーション”を強烈に揺さぶる。そして、ライヴ自体はもちろん、開場から開演までの間や転換時といった空白の時間にまでパフォーマーを配し、ここにいる時間のすべてにおいて楽しませようとする“エンターテイメント”だ。この2つが徹底された彼のステージは、ほかのアーティストとはひと味もふた味も違う。 この日の1曲目は、新曲「TECHNO BEETHOVEN」。このゴシック調のオープニングからの斬新テクノサウンドには、またひとつ違う扉が開かれた感がある。続く「MAGNETIC SPRING」では、生のギター、ベース、ドラムを加え、よりグルーヴ感を増し、続く神秘的なイメージの「ATLANTIC WAVE 2001 mix」は、さらに力強さが加わり、これまで以上に躍動する音を感じた。そして、今回のライヴタイトルでもある「spring phase」。この曲には何よりも想像力が刺激された。温かく柔らかな日差し、咲きこぼれる花々、そしてその香り…というだけでない“春”。それはアヴァンギャルドで、哲学的ですらあった。 中盤では、春にちなんだ楽曲や(この日は「春が来た」)「Toy Box In The Morning」「Dear My Friend」といった懐かしいナンバーからのフレーズも演奏。また、accessの名バラード「PALE BLUE RAIN」では、美しい旋律に導かれるように、自然と客席から歌声が響いてきた。 後半はキャッチーなポップソングに、彼ならではの刺激的なサウンドが加わった楽曲が次々と放たれる。ショルダーキーボードはもちろん、スティック状のリボンコントローラーも登場。さらに「Ride on Free」では、アグレッシヴなギタープレイも披露した(とはいえ、やっぱり普通 のギターサウンドではないのだが)。 そして、ヒートアップした体を冷ますようにひと呼吸おき、「THE ELECTROMANCER(KANASHIMINO KAWAWO YOROKOBINO OKAWO)」。ピンクの羽根が桜の花びらのように宙を舞い、“spring phase”というタイトルにふさわしい、幻想的なラストを迎えた。 たくさんの歓声に呼び込まれ、アットホームな雰囲気で迎えたアンコールでは、春らしいアレンジで新しく生まれ変わった「FIND NEW WAY」と「Neo Age」の2曲を披露。最後はすべての照明が灯き、たくさんの希望に満ちた“春”象徴するかのように、まばゆいばかりの光に包まれ、この日のステージは幕を閉じた。 |