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タイセイ「ポットショットって、いつ始めたの?」
リョウジ「'95年の夏だから…7年目とかかな」
タイセイ「で、今いくつだっけ?」
リョウジ「27才だから、20才ぐらいですね」
タイセイ「'95年って、バンドブーム真っ只中じゃないよね?」
リョウジ「ちょっと前ッスね。だから…」
タイセイ「あ、俺の言うバンドブームって、前のバンドブームになっちゃうんだけど(笑)」
リョウジ「あぁ(笑)。それはもう終わってますね。俺、中学のときがモロそれだったんですよ」
タイセイ「ボウイとかは小学生の頃?」
リョウジ「そうですね」
タイセイ「じゃあ、'95年ってことは誰がいたんだろ?」
リョウジ「日本だと、もうハイ・スタンダードがいて、そういうパンクが流行り出してた頃ですね。Tシャツ短パンでやるパンクっていうか」
タイセイ「俺の場合は、もともと…俺34才だから中学とか高校の頃にパンク入ってて、そのときもうピストルズはないんだけど、当時だとエクスプロイテッドとかG.B.Hとか…」
リョウジ「ちょっとハードコアに…」
タイセイ「そうそう。あとデッド・ケネディーズのファーストアルバム('80年『暗殺』)が出たりとか。その頃だったんだけど、東京へ出てきてパンクからちょっと離れたのね。でも、パンクサウンドは好きだったんだけど。で、'95年よりはちょっと前かなぁ。スナッフとかハード・オンズやったときあるじゃん? あれを見に行ったのが、その頃のパンク体験だったかな。その頃には、もういたんだよね? ハイスタとかビヨンズとか。でも俺、わかんなくてさぁ。その頃、長髪で(笑)。“あぁ、これが今のパンクなんだ”と思って。でもスナッフは良かったなぁ…。その頃は、どんな感じだったの?」
リョウジ「もう、それをやりたかったんですよね」
タイセイ「あぁ、メロコ……メロコアって言葉は、なかったよね?」
リョウジ「当時はなかったですね。メロディックパンクとか言ってたんじゃないですかねぇ。でも、すぐにメロコアって言葉は入ってきましたけどね。で、あとミクスチャーが流行ってたんですよ。フィッシュボーンとかレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)とか、レイジ(・アゲインスト・ザ・マシーン)のファースト('93年『レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン』)とかの時期で。で、マーフィーズ・ロウが来日したりして。だからメロコアとかミクスチャーとか。で、そうこうしてるうちに“次はスカコアっつーのが来るぞ!”みたいな感じになってて」
タイセイ「そうなんだよね。俺、一昨年ぐらいからSAをまたやり出して、久々に(パンクシーンに)入ってみたら、その…あるじゃない? スカコアって言ったら、オペレーション・アイビーとか。あのへんって全然わかんないんだよね」
リョウジ「空いてるんですよね(笑)」
タイセイ「もうスッポリ空いてるからさぁ。名前だけは知ってたんだけど、バッド・レリジョンとか。でも、ほとんど聴いたことなかったなぁ。そのへんは、もうドンズバ?」
リョウジ「そうッスね。18才とか20才で、それですね。でも、初期パンクとかも知ってて。っていうのは、中学でバンドブームだったじゃないですか。その頃のバンドの人たちって、全員が全員ほとんど初期パンがルーツじゃないですか」
タイセイ「たとえば誰だろう?」
リョウジ「たとえば、ジュンスカ(ジュン・スカイ・ウォーカーズ)だったらラモーンズだったりとか、ジギーだったらハノイ・ロックスとかで、そうするとジョニー・サンダースとか出てくるから。そうやって、初期パンも結構探して聴いてたりはしてて。でもリアルタイムは、バッド・レリジョンとかそういう感じで。それで、サークルでコピーとかやってて、そうこうしてるうちに“次はスカコアっつーのが来るらしいから、ちょっとそういうのやってみっか”みたいな感じで。レコード屋とか、まめに行ってるほうだったんですよ。そうすると“次はコレだ!!”みたいな感じで、オススメみたいなの書いてあるじゃないですか。そういうのを漁っていって、そしたらスカコアに出会って。で、“コレ、ちょっとやってみようか”なんて。で、そうこうしてるうちにポットショットになって」
タイセイ「今、ポットショットって、元ジュンスカのコバヤシ君とか元ビーツ(ザ・ストリート・ビーツ〜ジーナ)のイチカワ君とか、すごく年上の人とやってるじゃん? そういうのって、どう? うまくやれたりするの(笑)?」
リョウジ「うーん(笑)。でも、うまくやれてるんじゃないですかねぇ。もう一緒にやり始めてアルバム2枚で、今度もう3枚目ですからね、今のメンバーになってから」
タイセイ「結構メンバーチェンジは激しかった感じなの?」
リョウジ「そうですね。もうオリジナルは俺しかいないッスもん、一番始めっからのオリジナルは」
タイセイ「でも今の状況的には、すごく面
白いと思うんだけど。っていうのはパンクで先陣切っていろいろやってきた人がいて、だんだん…パンクロックって決めちゃうのは変な話だけど、“音楽ってすぐできるんだなぁ”って。もちろん、やってからの才能は自分次第だけど、若い子たちが“とりあえずやれるんだ”っていう状況を作ったのは、メロコアとかスカコアって言われるバンドの人たちが、すごく貢献してるような気がするよね。それからずっと続けるかどうかは、その人たち次第だけど」
●格好も新鮮だったよね。すごくスポーティな感じで、バンドを始めるのに当たって洋服には金がかからないというか。
リョウジ「もう楽器さえあればそれでいいっていう」
タイセイ「俺らのときは、やっぱり“とりあえずパンクだから、まず鋲つけろ”ぐらいのところから入るからさ(笑)。まず側から入るからね」
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