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浅倉大介と貴水博之の2人がaccessとして活動していた期間は約2年。その間にシングル16枚(含むリミックスシングル)、アルバム5枚(含むライヴアルバム)、ビデオ4本をリリースした。全国ツアーは3回。そして、それら活動の集大成として東名阪でアリーナツアーを行ない、彼らはその活動を停止させた。
あれから7年。彼らは活動を再開させた。それはあまりにも突然で、“運命”としか言いようがない始まりで…。
オープニングは、アルバム同様「born a cross」。ステージに貼られた薄い幕が落ち、2人が中央に現われると大歓声が沸き上がる。客席全体を見渡すと2人は顔を見合わせ、“行くよ”と言うかのようにうなづき合い、1曲目「Only
the love survive」へ。
今回のツアーでは、アルバムがああいった形だったこともあり、新曲よりも以前の曲のほうがバランス的には多い。でも、それはもちろん過去のままではなく、今だからこそできるアレンジで生まれ変わり、次々と放たれていく。
ヴォーカル始まりの「夢を見たいから2002-Soul The Future Love-」は、より前向きさが強くなった印象。「777」から「BEAT
PLANET」の流れはもっともロックテイストが強く、生だからこそのグルーヴが心地良い。中盤では2人だけで「PALE
BLUE RAIN」と、そしてライヴでしか演奏されない「LOVING YOU」を。優しく包み込んでくれるようなバラードは、2人の心に触れているようで、温かな気持ちになれる。
そしてインターローグ的な役割を果す3曲が続く。ビートの効いた「SHAKE
THE SUNRISE」では銀テープが放たれ、真夏の熱気を感じさせる「NAKED DESIRE」では花火が上がるなど、ここまでの流れを締めくくるかのように、いっそう鮮やかに会場を彩った。
後半はキーボードソロからスタート。シンセドラムに始まり、意外にもブラックを聴かせ、そして後半に繋がるトランスへ。短いソロではあるものの、ここでは、さまざまなジャンルの音楽を吸収し、自分のものとして発散していく、“ミュージシャン・浅倉大介”のアーティスト性に、あたらめて驚かされた。
そして、そのソロを受けるように始まったトランスワールド。懐かしのシルバーグローブも復活し、よりディスコティックになった「NIGHT
WAVE」。メドレーで続く「LYIN' EYES」では、セクシーなヴォーカルがいやらしく耳を撫でる。そして「AGAINST
THE RULES 2002-AA trance-」で絶頂を迎え、テンションは最高潮に。
再始動第2弾となった「EDGE」、そしてあえてオリジナルに寄った形で演奏された「MOONSHINE
DANCE」。そう、こういった曲の流れも、過去と未来をつなぐ橋なのだ。その一番の両極が、終わりにほど近いこの2曲。2人にとってこの7年間は単なる“空白”だったわけではない。でもaccessというユニットとしては“空白”だったことは否めない。その時間を埋めるかのように、過去と未来をつないでいく。今回の流れは、accessとしての“7年間の空白”に対するこだわりの現われのようにも感じた。
ラストは最新アルバム収録の「grand
muse」。壮大なこのバラードを最後に、ステージは幕を閉じた。
と、ここで、もちろん素直に終われるわけはなく。繰り返される“アンコール”の声に呼び込まれ、2人は再度ステージへ。ツアーグッズのタオルを使って、ひとしきり小ネタ(笑)を披露したあとは、貴水の“まだまだ歌い足りないかい? まだまだ帰さないぜ! まだまだイカせないぜ! イクときは一緒だろ!!”という声で、再び会場のテンションは最高潮に。よりクールになった「JEWELRY
ANGEL 2002-Platonic Eye-」を聴かせ、さらに高みへと昇りつめていった。そして本当のラストは、もちろん「LOOK-A-HEAD」。会場全体が一気に明るく照らされ、2人はこれ以上ないほどの笑顔と距離感で、観客の心に触れていく。そしてそれに応えるように、観客もまた、たくさんの笑顔を返す。7年経っても決して変わることのない光景が、そこにはあった。
“俺たちがaccessです!”
最後に貴水が言ったこの一言が、7年という時間を一気に埋めた、過去と未来をつなぐ最後の架け橋だったのだろう。
1つの大きな光が2つに分かれ、その2つの光はそれぞれに成長し、そして、より大きく強く輝く1つの光となる。本当の意味での新たなスタートなのだと感じた。
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