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長年、ファンクラブに入っていた1人の青年が、数年越しのアプローチの末に実現した宮古島ライヴ。2003年に行なわれた20周年記念ツアーのファイナルは沖縄本島で行なわれたが、宮古島から駆け付けたファンも多かったようで、そう言えばロックやパンクやロカビリー、サイコビリーが盛んな島である、というのは聞いたことがありました。この日だけ特別
に出演したゲストバンドTHE BEATLE CRUSHERも、実は宮古島出身だったということを当日知りました。
さて、人口約55,000人の島にして、かつて映画館だったらしき会場は満員、500人ってところか!? つまり島の110人に1人が来ている状態!? 都会では、あり得ない事実です。しかも街を歩けばわかりますが、お年寄りが多いんですよ。若者は、本島や内地に出て行ってしまうケースが多いですから。というわけで、普段から年齢層が幅広いモッズのライヴですが、広いなんてもんじゃないです。見た目としてはロックどうこうは置いといて、島の10〜30代がとにかく集まったような感じ(笑)。そして型にハマらない盛り上がりの自由さが、また面
白い。このあたりは沖縄らしさ、とも言えるでしょう。で、ひとつ言えるのは、初期の曲は圧倒的に浸透していて、近年の曲となると残念ながら若干おとなしい感じ。海外と国内の中間でやっているような不思議な雰囲気でした。
そして、11月と言えども宮古島であるということと、盛り上がりによる異常な暑さ。メンバーも、終演後に“過去最高”と言っていた記憶が…。でも客席のほうは、ツアーバンドが来ること自体、年に数回もないというようなことで、“暑い”とかじゃなくて、みんな心の底から楽しんでいる感じで、本当にイイ雰囲気でした。メチャメチャ飲むし(笑)。
で、予定外のアンコール曲がありまして、それはナント「TWO
PUNKS」。この大合唱は忘れられません。しかも、毎年ライヴに行くような地方だったら、みんなそこそこ歌い慣れている感じもあって、その盛り上がりの形はそれなりに予想できたりもするわけですが、これがまったく新鮮。自然発生的な大合唱と、前述の通
り型にハマらない盛り上がり方。20年来のファンにして、初めてライヴを体験した人も結構いたんでしょうね、きっと。で、夢にまで見たライヴをついに現実のものとして体験して、まさに大合唱&大感動。ステージと客席の一体感とか相互作用とかって、言葉では聞き慣れたもので、森ヤンもインタビューなどで“モッズのライヴは50:50、俺たちだけじゃなくて半分は観客が作るものだ”と幾度となく言ってきましたが、その顕著かつ理想的な形をあらためて確認することができました。
日常的にライヴを体験していると、その本来の魅力を忘れがちになることもありますが、そうなりかけている時もモッズのライヴを見ると、グイッと引き戻されます。ライヴってコレだよな、という根本的な魅力というか原始的なものでしょうか。モッズのライヴは普段からそうなんですが、いつも以上にそれを感じることができたのです。よくわからないという方は(妙なレポになっているせいもありましょうが)、ぜひモッズのライヴに足を運んでみてください。
「社長のロック交友録」
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